富貴蘭とフウランの細かな違い

富貴蘭とは、野性蘭であるフウランの変異品種として有名な花なのですが、細かくは、どのような違いがあるのでしょうか。
富貴蘭とは、フウランの変異個体のうち特に優れた葉の斑模様、つまり“葉芸”を持っていて、特別に「日本富貴蘭会」に登録されたものを富貴蘭と呼んでいるのです。
この富貴蘭の歴史は古く、さかのぼること江戸時代、このときの11代将軍徳川家斎が愛好した蘭とされています。この徳川家斎が愛好したことによって、一大ブームが巻き起こり、大名行列の籠の中にフウランの鉢をぶらさげて、香りを楽しんだお殿様のいたとのことです。
富貴蘭、フウランと言えば、あの独特な盛り上がった植え方ですが、この植え方についても、すでに江戸時代には完成していたようです。
富貴蘭という名前の由来は色々とありますが、どれも定かではないようです。たとえば、富貴蘭のすべてが観賞用の対象となる「富貴」な姿からきているという説もありますし、この富貴蘭が高価だったために、高貴な人々に愛好されたからという説も否めません。ただ、どちらにしても納得のいく由来ではないでしょうか。
富貴蘭とフウラン、そんなに大きな違いはないのではないでしょうか。



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Posted by netkaeru at 2009年11月22日21:08 │富貴蘭
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